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調査結果:消費者は「ユーザー作成コンテンツ」よりも「プロが作った番組」を好む傾向

By レオ ブランコ | 2007年 12月 13日

tv-programming.gifオンライン動画共有の急成長を支えたのは「ユーザー作成コンテンツ」との見方もあるが、全米規模で行なわれた新たな調査の結果、消費者の大半は「プロが作ったテレビ番組」の方を好むことが分かった。

ChoiceStreamが実施したテレビとオンラインビデオの視聴動向に関する調査「ChoiceStream 2007 Survey of Viewer Trends in TV & Online Video」によると、コンピュータ、モバイル機器、デジタルメディア・プレーヤーなどで動画を視聴している消費者の65%は、プロが制作したテレビ番組を見ていることがわかった。一方、ユーザー作成コンテンツを見ている人はわずか39%だった。

また、大半の視聴者が、面白いコンテンツを探すという作業に大変フラストレーションを感じていることもわかった。

ChoiceStreamの営業およびマーケティング担当エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるToffer Winslow氏は次のように語っている。「特に若い世代の消費者は、自分の都合のよいときにテレビ番組、スポーツ、ニュース、動画を見ることに慣れており、テレビやPC、モバイル機器のスイッチを入れるたびに、わざわざ時間を割いて見がいのあるコンテンツを探すという作業をしたがらない。企業や広告主にとって、この変化を受け入れ、消費者の好みに合ったテレビ番組や動画コンテンツを、消費者が見たいと思った場所ですぐに提供できるようなパーソナライズ戦略を打ち出すことがぜひ必要だ」

さらに、もはやテレビだけが動画を見る手段ではないということも明らかとなった。視聴者の半数以上が、コンピュータ、iPodのようなメディアプレーヤー、モバイル機器など、テレビ以外の機器を使って動画を見ている。また、テレビ以外の機器で動画を視聴している若い世代のユーザーの約70%が、従来型のテレビ番組を見ると答えた。

こういった結果を見ると、NBC Universal傘下の動画共有サイト「Hulu」にとって、この市場で圧倒的優位を誇るYouTubeからシェアを奪う可能性が高まったようにも思える。

原文(English)

Topics: 動画共有, 動画 |

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