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YouTube、失踪した子供のビデオ専用投稿サイトを新設

By クリスティーナ レデスマ | 2007年 8月 12日

madeleine.jpgInternational Centre for Missing & Exploited Children(児童失踪・児童虐待国際センター:ICMEC)は、YouTube、および今年5月にポルトガルで失踪した英国人少女Madeleineちゃん救出を呼びかけるサイト「Find Madeleine Campaign」と協力し、行方不明の子供たちに関する情報や動画を世界に向けて配信する新たな取り組みを行なうと発表した。YouTubeに新しく作られた「Don’t You Forget About Me」は、失踪した子供たちの投稿ビデオ映像を専門に扱う。

失踪した子供に関する情報やビデオ映像は、まずICMECに送られ、情報の真偽を確認した後、同サイトに掲載される。ICMECは、National Center for Missing & Exploited Children(全米行方不明・被搾取児童センター:NCMEC)所属のアナリストの協力を仰ぐほか、米国の国内事件に関しては地元警察やFBI、海外で起きた事件に関してはICPO(国際刑事警察機構)と連携して、寄せられた情報やビデオの真偽を詳細に確認する作業を行なう。情報が正しいと判断された場合はYoutubeに掲載される。また、子供の行方に関する情報の連絡先として、関係捜査機関の窓口への案内もある。

「世界では毎年、数十万人の子供が行方不明になっている。誘拐されて国外へ連れ出されるケースもあり、捜査機関や家族は新たな困難に直面している」と、ICMECの会長兼最高経営責任者(CEO)のErnie Allen氏は語る。「米国内だけで年間およそ80万人の子供が行方不明になっている。毎日約2000人の子供がいなくなっている計算だ。これまでは写真による捜索が最も有力とされてきたが、ビデオサイトへの投稿という新しいリソースができたことで、これまでとは比較にならないほど多くの人に子供の情報提供を呼びかけることができる。毎日数百万人が訪れるサイトに掲載されることで、情報提供者は確実に増えるだろう」

この新たな取り組みが発表された日は、今年5月3日に旅行先のポルトガルでMadeleine McCannちゃんが失踪してからちょうど100日目にあたる。6月に、Madeleineちゃんの両親であるGerry McCann、Kate McCann夫妻はICMECに対し、行方不明の子供の写真を迅速に世界に配信できる国際的なリソースの立ち上げを求めた。Gerry McCann氏は、最近米バージニア州にあるNCMECおよびICMEC本部を訪れ、失踪した子供の情報や映像を、より広範に、世界規模で発信することの必要性についてAllen氏と話し合った。

このほかにも同サイトには、子供の安全を呼びかける教育的資料が数カ国語で掲載されるほか、政府公報、ローラ・ブッシュ米大統領夫人やサッカーのデビッド・ベッカム選手を始めとする著名人から寄せられたメッセージも掲載される予定だ。

原文(English)

Topics: YouTube, 動画共有, 動画 |

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