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最も危険なドメインは「.hk」――McAfeeの調査結果

By デニス ボーチャンド | 2008年 6月 7日

セキュリティー会社McAfeeが6月4日(米国時間)に発表した最新報告書「Mapping the Mal Web Revisited」によると、検索やネットサーフィンの対象として最も危険なドメインは、「.hk」(香港)だという。前回、2007年の調査では、「.tk」(南太平洋にある人口1500人の小さな島国、トケラウ諸島)が第1位で、「.hk」は第28位だったが、今回は一気に順位を上げ第1位になった。

Mapping the Mal Web Revisitedは、2007年からMcAfeeが出している年次報告書の第2版で、トップレベルドメイン(TLD)のうち、もっとも危険なものともっとも安全なものを公表している。まず、国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)を見てみると、最も危険なドメインである「.hk」で終わる全ウェブサイトのうち、19.2%がウェブ・ユーザーにとってセキュリティー上の脅威となっている。第2位は「.cn」(中国)で、危険なサイトの割合が11%、その後に、「.ph」(フィリピン)、「.ro」(ルーマニア)、「.ru」(ロシア)のと続く。反対に、最も安全なドメインは「.fi」(フィンランド)で、危険なサイトの割合は0.05%、次いで「.jp」(日本)、「.no」(ノルウェー)、「.sl」(スロベニア)、「.co」(コロンビア)の順となっている。2007年の調査では、「.is」(アイルランド)が最も安全なドメインだった。

汎用トップレベルドメイン(gTLD)では、2007年の報告でも最も危険なドメインになっていた「.info」がさらに危険度を増して、2008年も第1位だった。「.info」で終わる全ウェブサイトの11.8%が重大なセキュリティー上の脅威となっており、TLD全体で比べても、「.hk」「.cn」に続き、3番目に危険度が高いドメインとなっている。一方、政府機関のウェブサイトであることを示すドメイン「.gov」は、最も安全なgTLDという地位を守った。また、もっとも多く使われているドメイン「.com」は、TLD全体で9番目に危険なドメインになっている。

McAfeeは、265種類のccTLD/gTLDについて、トラフィックが多い990万のウェブサイトを分析した。調査では、265種類のccTLD/gTLDごとにサイトの評価を比較し、危険なサイトの数を基にドメインをランク付けしている。危険なサイトというのは、アドウェア、スパイウェア、ウイルス、スパム、過度なポップアップの使用、ブラウザの乗っ取り、「危険」と評価された他サイトへのリンクなどが認められるサイトだ。

原文(English)

Topics: インターネット, ウェブ |

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